Google Maps API v3 で地下鉄路線図を表示する〜パート2〜
Google Maps API v3 で地下鉄路線図を表示する で、地下鉄路線図だけを表示することを紹介したが、 今回は他に地図を表示する方法(URL)を見つけたよ、という話。
経路検索でアクセスしている画像ファイルなどを見た結果、 以前記事を書いた時と違って下記のようなURLに変わっていることに気づいた。
https://mts?.google.com/mapslt?lyrs=transit:prev|fahu:1|pm:1|sr:なんかいろいろ|vm:1,m%40203000000&x=?&y=?&z=?&w=256&h=256&hl=x-local&style=18
このURLには style なるものがあったり色々遊べそうである。 で、不要そうなものを削り試行錯誤のうえ、以下のようなURLのアクセスで ImageTileLayer で表示させればよいと判明。
https://mts?.google.com/mapslt?lyrs=transit:prev|pm:1|vm:1,m&x=?&y=?&z=?&w=256&h=256&style=?
オススメの style は以下の通り(style=21が個人的オススメ):
- style=0: 地下鉄を含む経路検索結果と同じような地図表示
- style=1: 地名・駅名などのみ。オーバーレイして使うほうがいいだろう。
- style=2: 文字がでかい。目が悪くても見やすいのではないか。
- style=3: 文字がない。白地図的使い方ができそう。
- style=4: 衛星画像で地下鉄を含む経路検索結果でオーバーレイ表示される画像
- style=5: 文字がほとんどない。地下鉄と道路の対比がしやすい。
- style=15: 地下鉄網だけ表示。オーバーレイして使うほうがいいだろう。
- style=21: 道路表示を目立たなくしたもの。鉄道網が把握しやすい。
- style=22: モノクロの中から浮き上がる地下鉄網
- style=25: 闇の中から浮き上がる地下鉄網
ImageMapType クラスの作り方は下記の通り。 あとは、この MapType を登録する(登録処理部のソース略)。
function createTransitMapType (styleId, name, alt) {
if (name == undefined) name = "style="+styleId;
return new google.maps.ImageMapType({
name: name, alt: alt,
tileSize: new google.maps.Size(256,256),
isPng: true,
maxZoom: 22,
minZoom: 10,
getTileUrl: function(coord, zoom) {
var mt = ((coord.y & 0x1 == 0)? 0 : 2) | (coord.x & 0x1);
var url = "http://mts%m.google.com/mapslt?lyrs=transit:prev|pm:1|vm:1,m&x=%x&y=%y&z=%z&w=256&h=256&style=%s"
.replace("%m", mt)
.replace("%x", coord.x).replace("%y", coord.y)
.replace("%z", zoom)
.replace("%s", styleId);
return url;
}
});
}
なお、これはドキュメント化されていない非公式なものなので、 いつ使えなくなるかわからない代物なので注意するように。
(2015-01-20加筆)今では Google Maps API の標準 API にgoogle.maps.TrafficLayerがあるので、ただ単に鉄道網を強調表示した地図を作りたい場合はそれを使うべし。