サンマルクカフェのアキュート付きの"ェ"をUnicodeで再現しようとしたが失敗した
最近、サンマルクカフェ のロゴの"ェ"の上部にゴミみたいなのが付いていることに気づいた。 これは、英語表記の"Saint Marc Café"の "é" の、アキュート "´" であると考えられる。
Unicodeでは、"é"(U+00E9 LATIN SMALL LETTER E WITH ACUTE) のようなアキュート付きで文字登録されているものの他に、 "́"(U+0301 COMBINING ACUTE ACCENT) という分解型のアキュート記号も用意されている。 すなわち、U+0065 LATIN SMALL LETTER E + U+0301 COMBINING ACUTE ACCENT と 分解した上で "é" と表記することも可能だ (正準分解; Canonical Decomposition)。
というわけで、「ェ」にアキュート "´"を作用させて、 U+30A7 KATAKANA LETTER SMALL E + U+0301 COMBINING ACUTE ACCENT の形にすれば、Unicode 的に理にかなった方法で サンマルクカフェをエンコードできるとおもいやってみた。
しかし、Firefoxでは正しく表示されず、"ェ" の右横に アキュートが表示されてしまった。 さらに英語部分についても然り。 どうやら言語を日本語以外にしないといけないらしい。
筆者の環境では、確かに"ェ"とアキュートの距離は近づいたが、 サンマルクカフェのロゴのように"ェ"の真上にアキュートが付くところまではいかず、 濁点半濁点のように右上にアキュートが添えられている。 フォントの問題だろうが、日本語にアキュートというものはなく、 濁点半濁点は右上に付くものなので、これはこれでしょうがないというべきだろう。